色・色・色!!のその2では、色の感じ方を具体的に表現したいと思います。
人の目に映る色は、光が対象物にぶつかって反射したものを知覚して見えるものであって、
季節により光の質が異なれば、当然にして色の感じ方も変わってくると言えます。
例えば、春の柔らかい光にはピンクや黄色のパステル系の花が美しく感じられますが、
夏の強い日差しにはそう感じず、
濃いオレンジや赤のビビッド系の花が映えるように感じられるものです。
季節で分けてみると、映える色は以下のように違ってきます。
余談ですが、日本の色の名称の56%は植物の名前に由来しているのです
(英語の場合は41%)。日本人のカラースケールというのは植物だと思いませんか?
色を見るときは上記に書いたように、光の反射によって同じ色でも違う色に見えてきます。
基本は、直射日光を避け、昼の自然光(大体午前10時~午後3時くらい)で、
周囲に対比しない強い色が無い事を確認してから見るように心がけて下さい。
色の使い方に関しておおざっぱに言うと、同色系のもので統一した濃淡
だけで繁華を付けていく方法は簡単なわりには品良くまとまります。
また、逆に相対する2色(補色関係)を効果的に用いることは難しく、
完全に対立する色はコントラストが強すぎて落ち着かなかったりする場合があるので、
使う面積に気を使い、ポイント的に使う方が効果的です。
通常の感覚ですと、対立位置から少しだけずらした色の選定が無難にまとまります。
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